1. Apache って何だろう?
Apacheはいわずと知れた世界No1シェアのWebサーバソフトウェアです。インターネットでホームページを見る人は、何回もApacheのお世話になっているはずです。「そんなの知らないよ」という人もいるかもしれませんが、ブラウザでサイトを見ていてもApacheが動いていることに気付かないだけです。
インターネット上のほとんどのサービスはサーバとクライアントという概念で成り立っています。サービスを提供するサーバと、サービスを利用するクライアント。ホームページを見る場合も、サービスを提供するソフトウェアであるApacheと、サービスを利用するソフトウェアであるIEなどのブラウザが通信を行っています。
つまり、インターネット上でWebを利用したサービスを行おうと思えば、Webサーバは必ず必要で、そのWebサーバで最もシェアが高いのがApacheだということです。
以下にApacheの特徴をいくつかあげおきます。
■ライセンスフリー
これはApache最大の特徴といえます。つまりApacheは無料で使用できるのです。例えば同じように無料で使用可能なLinuxをOSとして使用すれば、ハードウェアと人件費のみでWebサーバを動かし世界に対してサービスを提供することが可能なのです。
IISも無料で配布していますが、そもそもWindows自体が有償です。またサーバとして安定して動作させるためには、サーバ用のWindowsを使う必要があるためある程度の費用が必要となります。
■高信頼性
Apacheの高い信頼性は、市場での圧倒的シェアにも現れています。WWWサーバソフトウェアで6割という圧倒的な占有率を誇ります。またApacheの高速な動作と安定性は様々な形で実証されています。メーリングリストやホームページ等、インターネット上の情報が充実している点も、運用上の情報が簡単に手に入ることで信頼性を高めてくれます。
■豊富な機能と柔軟な拡張性
Apacheはモジュール化により新しい機能を組み込むことが簡単に可能です。Apache利用者はモジュールを選択し、サーバに組み込んでコンパイルするだけで拡張が可能です。また非常に多くのモジュールが公開されていますので、それらを使うことで必要とするような機能はほとんど実現可能です。またApacheのバージョン1.3以降ではDSO(Dynamic
Shared Object)という動的にモジュールを追加する仕組みを採用したことで、Apache自身の再コンパイル無しに必要なときに、必要なモジュールを組み込むことが可能となりました。
■自由なライセンス
Apacheのライセンスは「Apacheライセンス」と呼ばれる非常に自由なライセンスとなっています。オープンソフトウェアのライセンスでは代表的なものとしてGNUというライセンスがありますが、これはオープンソースコードを少しでも使用していれば、そのソフトウェア全体もGNU
GPLで公開されなければならないというものです。それに対して「Apacheライセンス」は改良したソースコードの公開を義務づけていません。現在のようにWWWサーバソフトウェアがビジネスの世界で使用されている状況では、このことがApacheを非常に有利にしています。
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