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>IT技術情報>システム/サーバ構築>FedoraCore3の新機能第2回:カーネルのアップデート/再構築、デバイスファイルの動作
【連載 】FedoraCore3の新機能

第2回:カーネルのアップデート/再構築、デバイスファイルの動作

 
連載後半の今回は、新しくなったカーネルのアップデート方法、再構築の方法、そしてデバイスファイルの動作の変更についての紹介していきます。どちらもシステム管理などを行う際には、非常に重要となる変更点となります。
佐藤 亮
株式会社アイティーブースト
2005/2/7
 

【 目次 】
1.はじめに
2.カーネルアップグレード時の動作
3.ソースツリーの作成
4.デバイスファイルの取り扱い
5.おわりに

【実行環境】
Fedora Core3  

1.はじめに


 ついに待望のFedoraCore3のリリースされました。前バージョンのFedoraCore3が、2004年5月だったので、それから約半年後のリリースとなります。FedoraCoreは、実験用ディストリビューションとも呼ばれ、半年に一回リリースされるスケジュールとなっており、予定通りのリリースとなります。
 本稿では、前後半の2回で、FedoraCore3の新機能について、特に実際にシステム管理やサーバの運用を行う際に欠かせないものについての紹介を行います。それらを通じて、果たしてFedoraCore3は実用レベルなのかの検証を行っていきます。
 後半の今回は、新しくなったカーネルのアップデート方法、再構築の方法、そしてデバイスファイルの動作の変更についての紹介していきます。どちらもシステム管理などを行う際には、非常に重要となる変更点となります。

2.カーネルアップグレード時の動作


 FedoraCore3では、カーネルアップグレード時の動作が変更となっています。
 以前のバージョンまでは、rpmコマンドの-ivhでカーネルをアップグレードした場合でも、再起動時には、古いカーネルで動作していました。

 しかし、FedoraCore3では新規にインストールしたカーネルが次回再起動時にデフォルトカーネルとして動作するようになります。

 上記のようなデフォルトで立ち上がるカーネルの挙動を変更したい場合に参照される設定ファイルは、 /etc/sysconfig/kernel という設定ファイルです。標準設定では、このファイルは下記のような記述となっています。

【/etc/sysconfig/kernel】
# UPDATEDEFAULT specifies if new-kernel-pkg should make
# new kernels the default
UPDATEDEFAULT=yes

# DEFAULTKERNEL specifies the default kernel package type
DEFAULTKERNEL=kernel-smp


 UPDATEDEFAULTがyesの場合、新規にアップデートカーネルをインストールした場合にそのカーネルが標準で読み込まれるカーネルとなります。
 もし、こちらをnoと設定した場合は以前のバージョンのようにカーネルをrpm -ivhでインストールしてもデフォルトで起動するカーネルは古いままとなります。(grub.confのエントリーには追加されます)
 DEFAULTKERNELの部分にはシステムのアーキテクチャに合ったカーネルの種類を定義しますが、通常は変更の必要は無いでしょう。(上記の例では、smpカーネルが自動認識され利用されるようになっています)

 それでは下記で動作例を見ておきます。

# uname -r
2.6.9-1.667smp ←(標準でインストールされるカーネル)
 

 2005年1月末現在、すでにアップデートカーネルが5回ほどリリースされています。適当なミラーサイトより最新のアップデートカーネルをダウンロードしたら良いでしょう。

 コマンドとしては、下記のようになります。

# rpm -ivh kernel-smp-2.6.10-1.741_FC3.i686.rpm

※今回検証した端末が、smp対応だったのでkernel-smpパッケージをインストールしていますが、そうで無い場合はkernelパッケージをインストールする必要があります

 また、前回説明したyumを利用する場合なら下記のコマンドを実行したら自動的に最新のカーネルもインストールされます。通常はこちらで良いでしょう。

# yum update kernel-smp


 すると自動的に/boot/grub/grub.confに追記が行われ先ほどインストールしたカーネルが起動時に読み込まれるようになります。

 結果的にgrub.confは下記の通りとなります。

【/boot/grub/grub.conf】
default=0			←デフォルトで最初のエントリが選択されるという意味となります。
timeout=5
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
title Fedora Core (2.6.10-1.741_FC3smp)
        root (hd0,0)
        kernel /vmlinuz-2.6.10-1.741_FC3smp ro root=LABEL=/ rhgb quiet
        initrd /initrd-2.6.10-1.741_FC3smp.img
title Fedora Core (2.6.9-1.667smp)
        root (hd0,0)
        kernel /vmlinuz-2.6.9-1.667smp ro root=LABEL=/ rhgb quiet
        initrd /initrd-2.6.9-1.667smp.img
title Fedora Core-up (2.6.9-1.667)
        root (hd0,0)
        kernel /vmlinuz-2.6.9-1.667 ro root=LABEL=/ rhgb quiet
        initrd /initrd-2.6.9-1.667.img



 次回再起動時には、自動的に先ほどインストールしたカーネルが動作することが分かります。

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