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IT技術情報>システム/サーバ構築>Sendmailによるセキュアメールサーバ構築第02回:セキュアメールサーバ構築
【連載 】Sendmailによるセキュアメールサーバ構築

第2回:セキュアメールサーバ構築

 
 
 

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2_3.メッセージサイズの制限

 次にユーザが送信しようとする一通あたりのメッセージサイズを制限する設定を行います。最近では、巨大なメールを相手に送りつける悪質ないたずらも多発しております。また、高速にダウンロードできる環境になってきてはいますが、その分やり取りされるメッセージサイズは巨大になり、メールボックスへの負担となっております。現在メッセージサイズを制限することはインターネットを共有する上でのマナーといえます。

 このメッセージサイズの制限を行うには、sendmailの設定ファイルであるsendmail.cfの設定を変更する必要があります。ここでは、sendmail.cfの設定を編集するのに今まで同様、sendmail.mcを使用します。以下の記述をsendmail.mcに追記し、m4コマンドを使用してsendmail.cfを作成してください。ここでは5MB(5*1024*1024=5242880)に制限をかけています。

 [root@mail root]# vi /etc/mail/sendmail.mc

dnl #
FEATURE(local_procmail,`',`procmail -t -Y -a $h -d $u')dnl
FEATURE(`access_db',`hash -T<TMPF> -o /etc/mail/access.db')dnl
FEATURE(`blacklist_recipients')dnl
define(`confMAX_MESSAGE_SIZE’,`5242880’)dnl

 編集したら、以下のコマンドを実行してsendmail.cfを作成してください。

[root@mail root]# m4 /etc/mail/sendmail.mc > /etc/mail/sendmail.cf

 sendmail.cfを作成したらsendmailを再起動し、設定ファイルを再度読み込ませてください。

[root@mail root]# /etc/rc.d/init.d/sendmail restart


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3.SMTP認証

 リレーの制限をする方法として前回acceessファイルの紹介をしました。
しかし、accessファイルにリレーを許可するIPアドレスを記述する方法では、そのIPアドレスを事前に知っていなくてはいけません。常に特定のIPアドレスからメールを送信するのであれば問題ないのですが、現在ではモバイルでの使用法も一般的になり、事前にリレーを許可するIPアドレスやホスト名を把握しておくのは不可能といえます。
しかし、すべてにメールのリレーを許可してしまうと、メールサーバがspamなどの送信に利用される可能性が出てきます。そこで「不正中継対策」と「ユーザの利便性」のトレードオフをどう解決するかという問題が出てきます。

現在ではその解決策として「POP befor SMTP」または「SMTP認証」のどちらかを利用するのが一般的です。ユーザベースでの認証を行ってから、リレーの許可や拒否を判断します。つまりクライアントのユーザ名とパスワードさえ正しければ何処からでもメールの送信が可能となります。
sendmailではどちらを利用することも可能ですが、本稿ではSMTP認証の利用方法を紹介します。

 sendmailSMTP認証対応にするには、以下の手順を行う必要があります。
(1)cyrus-saslのインストール
(2)sendmail.cfの変更
(3)SASLの設定
(4)SMTP認証ユーザのパスワード設定

(1) Cyrus-saslのインストール
 Fedora Core1に付属のsendmailではすでにSMTP認証が使用できるようにコンパイルされているので、後は必要なライブラリをインストールすだけです。そのライブラリとなるのが「cyrus-sasl」です。まずは事前にインストールされているかどうかを確認します。

[root@mail root]# rpm -qa | grep cyrus-sasl

cyrus-sasl-2.1.15-6.i386.rpm cyrus-saslモジュール本体
cyrus-sasl-md5-2.1.15-6.i368.rpm ログイン認証などをサポートする為のプラグイン
cyrus-sasl-plain-2.1.15-6.i386.rpm CRAM−MD5やDIGEST−MD5をサポートするためのプラグイン
cyrus-sasl-gssapi-2.1.15-6.i386.rpm Kerberos認証などをサポートするためのプラグイン

 もしインストールされていないのもがあればディストリビューションのCD-ROMまたは、ミラーサイトからそれらのアーカイブをダウンロードしてインストールしてください。
 SMTP認証はメーラによって対応する認証方式が違う場合も多いので、今回はすべての認証方式をサポートするように追加のプラグインもすべてインストールしておきます。

[root@mail root]# rpm -ihv cyrus-sasl-plain-2.1.15-6.i386.rpm
[root@mail root]# rpm -ihv cyrus-sasl-md5-2.1.15-6.i386.rpm
[root@mail root]# rpm ?ihv cyrus-sasl-gssapi-2.1.15-6.i386.rpm

(2) Sendmail.cfの変更
 sendmail側でSMTP認証を使用可能にする必要があります。sendmail.mcの43,44行目のdnl を削除して設定を有効にします。

dnl TRUST_AUTH_MECH(`EXTERNAL DIGEST-MD5 CRAM-MD5 LOGIN PLAIN')dnl
dnl define(`confAUTH_MECHANISMS', `EXTERNAL GSSAPI DIGEST-MD5 CRAM-MD5 LOGIN PLAIN')dnl

TRUST_AUTH_MECH(`EXTERNAL DIGEST-MD5 CRAM-MD5 LOGIN PLAIN')dnl
define(`confAUTH_MECHANISMS', `EXTERNAL GSSAPI DIGEST-MD5 CRAM-MD5 LOGIN PLAIN')dnl

(3) SASLの設定
 SASLの標準設定では、認証方式がsaslauthdに設定されています。今回は認証にSMTP認証専用のデータベースを使用しますので、/usr/lib/sasl2/Sendmail.confというファイルを以下のように変更する必要があります。

pwcheck_method:saslauthd

pwcheck_method:auxprop

(4) パスワードの設定
 SMTP認証のユーザ情報は専用のデータベース/etc/sasl2dbというファイルにユーザ名とパスワードが管理されます。
SMTP認証用のパスワードの設定はsaslpasswd2 というコマンドを利用します。yamadaユーザを新規に登録したい場合は以下のように実行します。

[root@mail root]# saslpasswd2 -c yamada
Password:(パスワード入力)
Again (for verification):(パスワード入力)

 SMTP認証用のパスワードを設定するためには、事前にシステム上にユーザが存在しなければいけないので注意してください。SMTP認証情報を確認する場合は以下のように実行します。

[root@mail root]# sasldblistusers2
yamada@mail.hogehoge.com: userPassword

 sendmailを再起動し、設定ファイルを再度読み込ませてください。

[root@mail root]# /etc/rc.d/init.d/sendmail restart


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【 目次 】
1.はじめに
2.メールユーザの管理
2_1.メールアカウント作成
2_2.メールボックスの容量制限ディスククォータの利用)
2_3.メッセージサイズの制限
3.SMTP認証
4.APOPサーバ構築
4_1.APOP認証用ユーザの作成
5.最後に
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【連載】Sendmailによるセキュアメールサーバ構築
  第1回:sendmailの基本セットアップ
  第2回:セキュアメールサーバ構築

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